広島県神石郡で発生した大型バイクと乗用車の衝突事故調査に出向いた。今でも大型バイクは事故当時のそのままで保存されており、事故を物語る痕跡を正確に捉えることができた。ところで、バイク衝突速度が科捜研鑑定で示されているが、その算定モデルとなる事故状態には大きな誤りがあるため取るに足らない書き物となっている。つまり、事故状態を明らかにする現象解析ができないために「当て推量」になり、これでは正確な結論は求められない。本来は痕跡を正確に捉えた現象解析が鑑定の基本となる。